Hiroko Okuno

奥野  裕子


『 自然素材から創り出す形態は 素材の持っている生命力が、 いろいろな表情を見せてくれる。 自分の手で、自然素材を直接編んだり、組んだりする行為は自然を造形化するための私たちにとって最も単純で、身近な方法だと思います。 自分の考え方、意識の在り方を上手くその中に編み込むことが出来ればと思う 』







『 Stories 』


羊毛・楮 フェルト・漁網編み   20×40×18 2021


羊毛を立体フェルトにしたものと楮を漁網編みで立体にしたものを合わせてみた。まったくの異素材ですが、お互い自然素材なのでさほど違和感はない。 以前も羊毛と自然素材を合わせて作品を制作していましたが、その頃はフェルトの作り方が石鹸と熱湯で固めるものだったので、制作にはずいぶん無理があった。 今は羊毛にひたすら専用の針を刺すことで形づくっていくので テーブルの上で制作できる。見る側に少しでも興味を持ってもらえればうれしい。






『 浮遊 』


羊毛・楮 フェルト・漁網編み 12×31×10 2021






『 The challenge of materials -ヒノキ 』


ヒノキ, 楮, 漁網編み, 23x15x16cm、2018







『 The challenge of materials -ヒノキ 』


ヒノキ, 楮, 組み, 23x15x16cm、2018







『 The challenge of materials -檜 』


檜, 楮, 組み, 漁網編み, 75x12x8cm、2017